WebサイトにおけるアニメーションとUXについて調べていくとUX MILKの記事に辿り着きました。
翻訳元の記事はJolina Landichoというデジタルマーケティングの戦略家による記事です。
いくつか気になる項目があったので、それらへの考察を書いていきたいと思います。
UXデザインにアニメーションを導入するときに注意すべきこと
https://uxmilk.jp/83384
■アニメーションが与える影響
アニメーションがUXデザインに貢献するもっとも強力な方法の1つは、ユーザーがすぐに理解できる感情を作り出すことです。
感情は消費者行動に対して重大な影響を及ぼすことが知られています。
したがってアニメーションのついた要素は、ユーザーから肯定的な反応を得る効果的な方法になるでしょう。
・アニメーションはユーザーがすぐに理解できる感情を作り出すことができる
・感情は消費者行動に重大な影響を及ぼす
アニメーションは感情を作り出すことができるようです。
また感情は消費者行動に重大な影響を及ぼすとの事。
消費者行動とは下記の意味があるようです。
消費者が商品やサービスの購入を検討する際に、直接的あるいは間接的に決定に影響を及ぼすような心理的要因のことを言う。
by.wiki
これを踏まえるとWebサイトにおいてアニメーションを上手く使うことは、課題解決へのアプローチとしてとても効果的に感じます。
アニメーションから生まれる感情が消費者行動に重大な影響を及ぼすからです。
■アニメーションを使うときに覚えておくべきこと
ユーザーはコンテンツやプロダクト、サービス、体験を求めてWebサイトやアプリを訪れます。
非常に特殊な状況でない限り、アニメーションがついたボタン、トランジション、スライダーなどを眺めるためにWebサイトを訪れるわけではありません。
したがって、アニメーションのついた要素は決して中心に置いてはいけません。
体験全体を改善するために配置するべきです。
これは確かにそうだなと感じました。
Web上でのアニメーション表現やUXに興味がありますが、多くのユーザーは全くそのようなことを期待していないため、体験全体を改善するための手段という視点からアニメーションを考えていきたいです。
■ブランディングツールとしてのアニメーション
アニメーションがついた要素はユーザーの感情を呼び起こすことができるので、効果的なブランディングツールになります。
ユーザーがWebサイトやアプリを開いた瞬間、動くグラフィックは喜びや期待、興奮、好奇心、そして共感すらも喚起します。
適切な感情を呼び起こすことで、ロイヤリティを誘発し、ブランドへの愛着心を強めることができるでしょう。
現在Webサイトは単にホームページが欲しいというより、ブランディングの手段として求められているとも感じています。
その視点からアニメーションを考え、実装できるスキルは今後さらにフロントエンドに求められるのではないかと感じます。
■まとめ
アニメーションはユーザーへの訴求としては有効でありながら、しっかり考えて実装することが大切だと改めて感じました。
また消費者行動へ働きかけることからも、仕事内容にはよっては積極的に考えていきたい技術だと感じます。
また大体の場合派手にする必要はないと感じながらも、実装できるスキルを身につけておくことは実装者としては大切なのではと考えました。
これからもUXのことを考えつつも、実装のスキルも上げていけるように精進したいです。