制作会社に勤務しながらたまに知り合いからWebサイトの依頼を受けています。
基本的に自身でディレクションしながら案件を進めているため初回の打ち合わせから納品までを担当しています。
今回は元請け案件でwebデザイナーが個人で仕事を受けるとどんなタスクがあるのか紹介していきます。
ざっくりですが私の場合一案件あたり下記のタスクを行なっています。
順に解説していきます。
目次
■打ち合わせ適時
まず打ち合わせからを始め、案件のざっくりな要望をヒアリングしていきます。
この時は相手の話をとにかくしっかり聞く事に徹し、なぜwebサイトを作りたいのか、
どんなサービスなど徹底してヒアリングしていきます。
また新規なのかリニューアルなのかでもヒアリングする内容や確認事項が異ってきます。
打ち合わせは適時行い、先方と認識のズレがないかその都度確認していきます。
■ディレクション
最初の打ち合わせを終えた後、サイト納品までのスケジュールを作っていきます。
ここでもリニューアル案件なのか、新規事業なのかによって大きくスケジュールが変わってきます。
webデレクションについては下記の記事でも詳しく書いています。
■アートディレクション
ここからいよいよUIに関する部分に入ってきます。
webサイトを作る上でアートディレクションは不可欠です。
やり方は人それぞれですが、私の場合は下記のように行なっています。
詳しくはディレクションの記事同様、後日詳しく書いていきたいと思います。
・webサイトを作る目的の把握
・サービス内容の把握
・ブランディングの方向性の確認
・業界でのポジションの確認
・ターゲット・ペルソナの明確化
・webサイトのコンセプトメイキング、言語化
・ブランドカラー、サイトのイメージの確認・提案
特にこのコンセプトメイキング今後のワイヤーフレーム、webデザインの大きな指標となるため、
しっかり決めて必要があります。
■ワイヤーフレーム
アートディレクションを終えるとここからワイヤーフレームの作成に入ります。
ここまでで案件によっては1ヶ月程かかります。
ワイヤーフレームはアートディレクションを元に設計していきます。
案件によりますが、この時点でwebサイトに載せる情報を明確にします。
■素材撮影
ワイヤーフレームができるとwebサイトの掲載する内容をしっかり把握できているので、内容に合わせて必要な写真素材を撮影していきます。
私の場合は撮影も行うので、ここでもスタジオのリサーチやディレクション、衣装や備品の用意などアートディレクションを行なっていきます。
■webデザイン
ここまできてwebデザインには入っていきます。
アートディレクションで決めたワイヤーワイヤーフレーム、写真素材があると
ここはかなりストレスなく進めていくことができます。
デザイナーによりますが私の場合多くて2案デザイン案を提出します。
この際多くの場合下記の順番で提出することが多いです。
・メインビジュアル
・top ページ
・下層ページ
■サーバー・ドメイン設定
webデザインと同時にサーバー・ドメイン設定を進めていきます。
取得するドメインについては早い段階で決定して取得しておくのがお勧めです。
大半の場合サーバー・ドメインの設定もこちらで行います。
■コーディング
いよいよコーディングに入っていきます。
ここまでで2-3ヶ月ほどかかります。
コーディングは集中して大体の案件で7日以内に終わらせることを私の中では決めています。
ただしアニメーションが複雑であったりする場合は2週間程度かかる場合もあります。
■デバック
各ブラウザでデバックを行なっていきます。
デバックはコーディング後、気が抜けがちですがここでミスがあると大きく信頼を落とすことにも繋がりかねいので、3日ほど余力があると安心です。
私の場合校正は外注し、品質管理に努めています。
■アナリティクス、サーチコンソール、ogp設定
デバックと同時にアナリティクス、サーチコンソール、ogp設定の設定も行なっていきます。
現在webサイトはTwitterやfacebookでもシェアされる為、ogp設定もしっかり行います。
■仮公開
ここまできて仮のドメイン等で先方へ提出します。
ここで修正等がないかしっかり確認していきます。
■公開
修正対応を終えたらここで公開となります。
■操作説明
多くのクライアントはwpで投稿を行なったことがありません。
またsingleページをカスタムフィールドで作っている場合には操作方法をレクチャーする必要があります。
■まとめ web制作はやることが沢山
見ていただくと分かる通り、個人でお仕事を受けるとwebデザイナーはやることが沢山あります。
その為、初回の打ち合わせの段階でしっかり進行の工数を検知し、その分を把握した上で見積もりを出せるのが望ましいです。
またフローごとに外注できるパートナーも確保しておくのがお勧めです。
こうすることで多くの案件を抱えてもスムーズに進めることができ、クライアントの満足度を落とさず高いアウトプットを維持できると思います。