LibSassからDart Sassへ移行

LibSassからDart Sassへ移行

9月 27, 2021

Sassで使っていた@importが、遅くとも2021年10月1日には廃止されるそうです。

Sass: The Module System is Launched

Syntactically Awesome Style Sheets
sass-lang.com

その為今後は@importの代わりとなる、「@use」「@fowerd」が推奨されています。
今回は「@use」を使うためにLibSassからDart Sassへ移行したので、その方法を書き残していきます。

Dart Sassとは

LibSass =  C++製であり、もっとも広く使われている。
Dart Sass = Dart製。こちらが公式推奨で@useが使えます。

Sassの新機能は順次Dart Sassに実装されていきます。

Dart Sassを使う

下記のコマンドを実行し、必要なものをインストールします。

npm install –save-dev sass fibers

gulpfile.jsの中身も変更します。

 

sass.compiler = require(“sass”);

上記でDart Sassを使うことを明示しています。
fiberはあまり分かりませんが処理の高速化に必要なようです。

@importから@useへ

読み込み方法は下記のようになります。

//LibSass
@import “test”;hoge {
color:$text-color;
}
//Dart Sass
@use “test”;hoge {
color:test.$text-color;
}もしくは下記のようになります。

@use “test” as var;

hoge {
color: var.$text-color;
}

@importを@useで書き換え、変数は読み込んでいるファイル名か、上記の場合「名前空間」と呼ばれるvar.を直前に追加します。

以上がDart Sassの導入と基本的な使い方になります。

参考にした記事

はにわまんさんの記事が今回大変参考になりました。

Dart Sass(@use)の基本的な書き方と@importから乗り換える方法 | HPcode(えいちぴーこーど)

Sassでファイルを呼び出す際に使っていた@importは廃止される予定でして、…
haniwaman.com